環島

【環島1,200キロ 徹底解説】日数・費用・注意点は? 〜自転車素人なのに台湾一周〜

2024年1月5日

 

このページにたどり着いたあなたは

相当の自転車好きか、相当の台湾好きか、

あるいはその両方ですね?

 

私はというと、

元々ただの台湾好きが勢い余って環島した結果、

自転車旅も好きになった人間です。

 

●●●
晋之助

どうも、台湾大好きの晋之助です。Twitter / instagram / youtube もやってます。お問い合わせはこちらから。

 

ちなみに台湾を一周することを、

中国語で環島(ホヮンダオ)と言います。

 

私は2023年5月7日から19日まで、

約2週間かけて自転車で環島を達成しました。

 

このページは台湾一周「環島」について

総まとめとして余すことなく書き上げた、

唯一無二の徹底解説ブログです。

 

他のどんなサイト・ブログよりも、

参考になること間違いなしです。

 

今後に環島挑戦を考えている方や

すでに環島を達成して思い出に浸りたい方の

情報共有の場になれば幸いです。

 

情報量が多いため記事も長くなってはいますが、

お時間が許す限り、ゆっくりご滞在ください。

 

台湾一周「環島」の行程

 

距離・日数は?

総走行距離は1,217.88キロメートル

日数としては14泊15日という行程となりました。

(環島前日に台北入り、環島達成の翌日に帰国)

 

ただ、上のマップ(実際に走ったコース)を

パッと見ても分かるとおり、

海岸線沿いを綺麗に一周したわけではありません

 

台湾中部では「日月潭」という湖を訪れたり、

南部の最南端ポイントに寄ったあと引き返したり。

 

ちょいちょい寄り道をしているので、

余計に距離と日数がかかっています。

 

1日あたりの走行距離も、

150kmの日があったり50km未満の日があったり

てんでバラバラです。

 

寄り道せずに一周すれば900~1,000kmほど。

早ければ10日前後で環島達成できるでしょう。

 

環島におすすめの時期

一般的に環島に適している期間は、

11月~4月と言われています。

 

比較的涼しい時期ではありますが、

それでも20℃を超えることはザラですし

日によっては30℃前後になることも。

 

私は5月に環島挑戦したので、

南部では当然のように30℃超え。

それはもう暑かったです。笑

 

5月は雨季が始まる時期でもあるので、

環島中の数日間は雨が降りました。

雨に打たれて走ると5月でも寒く感じます。。

 

さらに、6月から10月は気温が高い上に

台風が襲ってくるシーズンです。

 

こう考えると、環島挑戦の時期は

11月~4月がベストと納得できます。

 

信頼できる情報源は?

オフィシャルな情報で言えば、

台湾の観光署による「台湾一周サイクリングガイド

これが一番参考になりました。

 

モデルコースや各スポットの見所、

勾配や気候といった地域ごとの注意点など。

さすが公式情報、頼りになります。

 

また、やはりGoogleマップは欠かせません。

目的地までのナビゲーション機能はもちろん、

宿泊地周辺のグルメ情報収集にも使えます。

 

現在地周辺で「朝ごはん」「ディナー」など

マップの検索ウィンドウに入力をしては、

好レビューのお店によく行っていました。

 

もちろん個人ブログも参考にしました。

ただ、ブログ管理人の嗜好が色濃く反映されるので

情報の取捨選択は必要です。

 

かくいう私のブログも嗜好強めなので、

いらないと思う情報は切り捨ててください。笑

 

環島 各Dayのページ

とはいえ、環島全行程を書き上げているブログ

意外と少ないのが残念なところ。

(最初の数日で記事が終わっていることもしばしば)

 

自他ともに認める「台湾バカ」である私のブログは、

情報の質と画像の量による分かりやすさが売り。

以下、環島の全行程記事が参考になれば嬉しいです。

 

Day 0 - 出発前日まで (自転車レンタルなど)

Day 1 - 台北→苗栗 (156km)

Day 2 - 苗栗→台中 (55km)

Day 3 - 台中→日月潭 (97km)

Day 4 - 日月潭→嘉義 (103km)

Day 5 - 嘉義→台南 (90km)

Day 6 - 台南→高雄 (65km)

Day 7 - 高雄→墾丁 (124km)

Day 8 - 墾丁→車城 (48km)

Day 9 - 車城→台東 (113km)

Day 10 - 台東→玉里 (91km)

Day 11 - 玉里→花蓮 (119km)

Day 12 - 花蓮→礁渓 (46km)

Day 13 - 礁渓→台北 (108km)

おまけ - ニッチな台北周遊

 

合計いくらかかったか?

環島総額費用

私の場合、14泊15日という行程となりました。

(環島前日に台北入り、環島達成の翌日に帰国)

 

このスケジュール感を前提として、

恐らく他のどの情報よりも詳細に

環島にかかった費用をお伝えします。

 

* ただし、価格にバラつきがある航空券代は除く

 

ちなみに私はケチな人間なので、

基本的には低コストで抑えたつもりです。

 

宿泊先は全てゲストハウスですし、

最低限費用くらいの認識でご参考ください。

 

それでは、14泊15日総費用の発表です!

どぅるるるるるるるるるるるるるる

 

じゃん!

 

合計:27,761元

日本円だと124,925円(1円=4.5元)です。

 

(航空券代・環島達成翌日の台北周遊費は除く)

 

コスト抑えめのつもりだったので

「意外とかかったな」という印象ですが、

まぁこんなものですかね。

 

また、このうち自転車レンタル費が7,000元で、

総費用の25%を占めています。

 

それを差し引いて考えると

宿泊費込みで1日あたり約1,400元

日本円だと1日6,300円ほどです。

 

宿泊費込みならリーズナブルな金額ですよね。

環島はコスパが良い旅でもある

ということが分かりました。

 

イレギュラーな節約・出費

ただ、他の人とは異なるであろう

少しイレギュラーな場面もありました。

 

まず、1泊分の宿泊費は0元で済んでいます。

というのも台中に大学時代の後輩が住んでいて、

彼のお家に泊まらせてもらったからです。

 

台中住まいの後輩くんに教えてもらったニッチな台中観光スポット ↓

 

また、出費としてイレギュラーだったのは、

高雄でレンタル自転車のチェーンが切れてしまい

修理代として1,200元かかったこと。

 

高雄空港周辺でチェーンが切れて焦った話 ↓

 

修理代の一部はレンタル自転車を返却した際に

お店から返金してもらいましたが、

この返金分は合計費用には含めていません。

 

というわけで0元の宿泊費と

1,200元の修理代を考慮する必要があります。

 

でも、この2つの金額を差し引いても、

合計額の27,761元は十分参考になる数字かと。

 

ここからは費用の内訳をサクッと紹介します。

 

自転車レンタル代

上でも書いた通り、

自転車レンタル代は7,000元(15日間)でした。

 

レンタルをお願いしたお店はこちら、

馬修單車 MathewBikeさん。

お店の場所は台北・士林駅から徒歩15分くらい。

 

 

HPは英語のページもありますし、

予約時のやり取りも英語でOK!

海外からのお客さんも多いそうです。

 

私はレンタル予約したタイミングが悪く、

空きがあったのが最高値の自転車だけ。

節約重視ならもっとお安い選択肢もあります。

 

(サイトのレンタルページより *2023年12月現在
 

ただ、グレードを下げても

数千元の違いにしかなりません。

 

環島の途中で後悔を感じるよりは、

個人的にはケチらない方がいいのかなと思います。

 

ちなみに環島の途中でお会いした、

日本からマイ自転車を持ってきた方いわく、

 

「飛行機で持ち込むよりレンタルの方が絶対ラクだわ」

 

とのことでした。

自転車の飛行機預け入れは大変ですしね。

 

飲食代

長旅になると食事のリズム崩れがち。

これは私だけでしょうか?

 

晩ご飯をドカ食いして翌朝の朝食はナシ、

ということも何度かあったので

1日3食をキープしていたわけではありません。

 

その他、コンビニでの買い食いなども含めて

14日間でかかった飲食代はこちら。

 

8,031元!

* 日本円だと36,140円(1円=4.5元)

 

1日あたり約2,500円の計算です。

台湾の食事価格から考えると、

少し高めに感じますね。

 

台中の港でぼったくり的な店に出くわし、

ランチに4,000円という無駄遣いもあったので

食費はもう少し節約できるかもしれません。

 

宿泊費

私は基本的に Booking.com を通して、

バックパッカーが泊まるような

ゲストハウスに宿泊していました。

 

2日目は台中住まいの後輩くんのご厚意で、

お家に泊まらせてもらったので0元。

 

これらを踏まえた上で、

合計宿泊費のご参考になればと思います。

 

宿泊費はすべてあわせて、

8,926元でした。

* 日本円だと40,167円(1円=4.5元)

 

1泊あたり約3,000円

かなり低コストに抑えられました。

 

とはいえ劣悪な施設に泊まったわけではなく

むしろ快適に寝られるお宿がほとんどでした。

 

各宿泊先の詳細が気になる方は

こちらの記事をご覧いただくとして、

 

ここでは地名と宿泊費を羅列していきます。

各地の相場を感じてもらえれば幸いです。

* 青字は土曜日、赤字は日曜日です

 

Day 0(台北): 1,633元
* 中国大陸の大型連休中だったためお高め

Day 1(苗栗): 650元

Day 2(台中): 0元
* 後輩くん家にお泊まり

Day 3(日月潭): 699元

Day 4(嘉義): 583元

Day 5(台南): 400元

Day 6(高雄): 550元

Day 7(墾丁): 702元

Day 8(車城): 450元

Day 9(台東): 720元

Day 10(玉里): 587元

Day 11(花蓮): 416元

Day 12(礁渓): 536元

Day 13(台北): 約1,000元
* 溜めていたポイントで良いホテルに宿泊、実費は約1,000元

 

Day 9 の台東は朝食付きのお宿だったので

台東が都会価格というわけではありませんが

結果的に他と比べて少しお高めです。

 

朝食付きだった台東を除けば、

大都会の台北とリゾート地の日月潭・墾丁以外は、

1泊600元(= 約2700円)あれば足りそうです。

 

ちなみに野宿はおすすめできません

治安はそんなに問題ではないかもしれませんが、

蚊などの虫に悩まされます。

 

冬になっても温かい気候のため、

蚊はほぼ年中出現しますし

「小黒蚊」という台湾独特の吸血虫もいます。

 

足がエラい痒いと思ったらボコボコに刺されてた話↓

 

日本人は耐性がないため、

小黒蚊に刺された箇所は赤く腫れ上がり

痒みの感じ方も蚊の比ではありません。

 

野宿に対して特別な執着ががなければ、

お宿に寝泊まりすることが無難でしょう。

 

その他出費と費用まとめ

上記以外の出費を挙げると、

  • 博物館などの施設入場料
  • 温泉・冷泉の入浴料
  • 洗濯機・乾燥機
  • 地下鉄・バス運賃

といったところです。

 

洗濯機や乾燥機の使用料金は

宿泊地によってまちまち。

 

無料で洗濯機を使わせてくれるお宿もあれば、

リゾート地の墾丁のコインランドリーでは

洗濯1回につき100元という金額に驚いたことも。

 

都会やリゾート地のランドリー費用の相場は、

だいたい50〜100元/回という印象です。

 

14泊15日の費用まとめは以下のとおり

(航空券代・環島達成翌日の台北周遊費は除く)

 

環島総費用

7,000元 - 自転車レンタル代
8,031元 - 飲食代
8,926元 - 宿泊費
3,804元 - その他    

27,761元 - 合計

 

総費用を日数で割った(27,761元/15日)、

1日あたり1,850元(= 約8,300円)

なかなかいい参考金額になると思います。

* 1元 = 4.5円計算

 

環島の総括

環島の良かったこと

ここからは環島中に印象に残ったこと

挙げていきたいと思います。

 

まずは良かったことから。

 

台湾人の優しさ

真っ先に挙げたいのがこれ、

台湾の人たちの優しさ。

 

台湾にはこういう言葉があります。

 

「台灣最美麗的風景是台灣人」

(台湾で最も美しい風景は台湾人だ)

 

 

環島ではいろんな出会いがありました。

総じて言えることは、

台湾人は本当に人懐っこくて優しい。

 

道端からの「加油(頑張れ)!」という声や、

水やコーヒーをホイホイくれたり、

自転車屋では「修理代は要らないよ」と言ってくれたり。

 

修理代はちゃんと払いました笑 ↓

 

こうした出会いのために環島すべき

と声を大にして言えるくらいです。

 

ちなみに台湾の人たちは、

結構な確率で中国語で話しかけてきます。

 

私を台湾人と思っていたのか、

言語の壁なんてなんとかなると思っているのか、

どちらかは分かりませんが。笑

 

ゲストハウス的なお宿に泊まるのであれば

場所によっては中国語オンリー

という場合もあります(多くはないですが)

 

私の中国語レベルは

日常会話は問題ないくらいの程度ですが、

環島中はこれでもなんとかなりました。

 

というわけでほんの少しでもいいので

中国語を喋れるようにしていくと、

環島の面白さにエッセンスを加えられるはず。

 

そのうち環島で使うような

中国語フレーズの記事も書こうと思います。

 

台湾のローカルグルメ

台湾といえば、

やっぱり美食(グルメ)ですよね。

 

朝から朝食屋(早餐店)で英気を養い

夜はローカルのお店や夜市でグルメ練り歩き、

なんてことをよくやっていました。

 

 

台湾での食べ物、飲み物、

だいたい全部美味しいです。

私が好き嫌いしないというのもありますが。

 

パクチーや八角など

台湾独特の香りが嫌でなければ、

だいたいのグルメは楽しめると思います。

 

また、リゾート地を除けば、

どこのお店もおトクなお値段感

 

台湾各地の食を楽しむ、

という台湾グルメ旅行としても

環島はおすすめの旅です。

 

サイクリング用ルート「環島1号線」

台湾を自転車で一周する「環島」は、

今や台湾観光署が推すほどの

台湾観光リソースの1つです。

 

それゆえに環島を実施するサイクリストに

不自由を感じさせないよう配慮されています。

 

まずは環島のためのルート。

「環島1号線」という自転車用の道

台湾を1周するように敷かれています。

 

 

この看板が台湾各地に立てられているので、

看板の案内に沿って進めば

台湾を一周することができます。

 

まぁGoogleマップを使う方が安心ですけど。笑

 

環島1号線は完全なサイクリングロードではなく、

車と並走する道の方が多いです。

 

ただ、台湾は原付バイク文化なので、

原付に混じって自転車が車道を走ることに

何ら違和感は感じません。

 

むしろ原付専用レーンがあるので、

日本より走りやすいくらいです。

 

ただし!台湾の交通事情は非常に怖いもので、

事故死亡者数の統計は日本の5倍

(2022年 人口あたりの交通事故死者数)

 

私自身も約2週間あった環島期間のうち

2度ほど事故現場に出くわしました。

 

日本にいるとき以上に、

車や原付バイクには気を付けましょう。

  

派出所補給ステーション

また、環島1号線沿いにある警察の派出所の中には、

休憩所の役割を持つものもあります。

 

 

こうした看板がある派出所には

空気入れも常備されていますので、

簡単なメンテナンスも可能です。

 

ただ、異国の警察施設に入るのは

少し…いや、かなり勇気が必要です。笑

 

意を決して派出所内の警官に話しかけたら、すごい良い人だった話 ↓

 

全派出所に補給機能があるわけではないので、

台湾一周サイクリングガイド」などを駆使して

事前に場所の目星をつけておくと良いでしょう。

 

環島で注意すべきこと

環島敢行となると、

10日前後はかかる長旅になります。

 

そのため良いことばかりが起こるわけではなく、

注意が必要なポイントもたくさんあります。

 

環島1号線 ゼロkm地点

環島に挑戦する人のほとんどが

台北から出発することになるでしょう。

 

ウキウキした気持ちで「出発!」というときに、

意外と見落としがちなのが

環島1号線 ゼロkm地点での記念撮影。

 

私はそんな場所があるとは知らず、

さっさと出発してしまいました。。

 

環島一号線起点

* ゼロkm地点の写真はコチラから

 

場所は台湾鉄道「松山駅」入口のすぐ目の前。

近くには美味しい胡椒餅が有名な、

饒河街(じょうかがい)夜市があります。

 

環島出発前に宿泊するなら、

松山のお宿を予約しておくと何かと便利そうです。

松山空港も近いですしね。

 

野良犬

台湾は野良犬・野良猫が多く

特に地方では道を闊歩している姿が

本当によく見られます。

 

その中には大型わんちゃんもいらっしゃいまして、

吠えられるくらいであればマシな方。

 

運が悪いと猛スピードで自転車を追ってくる

野性味あふれる子にも遭遇します。(経験談)

 

たいていは温厚なワンコばかりなのですが、

遠目で見たときに「危なそうだな」と感じた場合は

迂回するなど上手く回避してください。

 

虫刺され

本記事の宿泊費の項目でも触れましたが、

台湾の虫は本当に侮れません。

 

1年を通して温暖な気候のため、

普通の蚊ですら年中出現しますし

蚊よりやっかいな 小黒蚊 という虫もいます。

 

黒ゴマほどの小さいサイズの上、

羽音も立てずに隠密飛行してきて

強烈な痒みを残していく吸血虫です。

 

小黒蚊(正式名:台灣鋏蠓)について小学館の記事

 

台湾固有種の小黒蚊に耐性がなかったためか、

寝ていても夜中に痒さで起きてしまうほど

 

体調管理がキーポイントである環島において、

良い睡眠が確保できないのは

なかなかの死活問題です。

 

幸いなことに小黒蚊の吸血口は

衣服の上からでは皮膚に到達しないので

肌を露出しないような服装を選びましょう。

 

日焼け対策にもなるので一石二鳥です。

 

あぶない交通事情

繰り返しになりますが、

台湾は本当に事故が多い国です。

 

交通事故死亡者数の割合は日本の5倍相当

そう言及しているリソース記事では

歩行者天国ならぬ歩行者の生き地獄と書かれるほど。

 

歩行者優先という文化ではないので、

横断歩道を歩いているときですら

車に注意しなければいけません。

 

ご存じの通り台湾では原付バイクが多いので

「自動車と原付に気を付ければいいんだな」

と思いたいところですが残念ながら不十分です。

 

私が台湾で一番怖いと思う乗り物は、

公共交通機関であるはずの「バス」です。

 

台湾のバスに乗ったことがある人は

何となく分かるかもしれません。

バスの運転が公共機関とは思えないほど荒いんです

 

特に前方にバス停があったら要注意。

 

近くで自転車が走っていてもお構いなしに、

急停止、急発進、急な車線変更を駆使して

バスは意地でもバス停に寄せていきます。

 

実際、私も高雄あたりのバス停付近で、

バスと接触しそうになりました。

 

自転車走行中は、

くれぐれも交通事故に巻き込まれないよう

十分に注意するようにしてください。

 

台湾人は優しい人が多いのですが、

運転時は性格が変わってしまうのでしょうか。。

 

台湾東部の危険区間

台湾東部にある2つの街、

花蓮(ホヮリェン)から蘇澳(スーアオ)の間に

蘇花公路という道があります。

 

 

美しい自然風景が見られる有名なスポットなのですが、

ここを自転車で通ることは非推奨とされています。

 

切り立った断崖による落石・落下の危険や、

道幅の狭いトンネルに大型車が多く通ることなど、

自転車にとってはリスクが大きすぎるのです。

 

そのためこの蘇花公路区間は、

自転車を列車に載せて移動する

「人車同行」が推奨されています。

 

人車同行の場合は、

そのまま自転車を列車に載せられるので

輪行袋は不要です。

 

人車同行のやり方やルールの詳細はこちらの記事から ↓

 

2017年にあった花蓮での自転車レース中に

落石によって日本人の方が亡くなったという

悲しいニュースも過去にありました。

 

郷に入っては郷に従え。

この区間は鉄道で移動することを

強くおすすめします。

 

大袈裟な装備をしよう

最後の注意ポイントは、

周りの人が一目で「あ、こいつ環島中だな」と気づく

分かりやすい恰好をすることです。

 

自転車後輪の左右に吊り下げるパニアバッグなんて

分かりやすい良い例です。

 

頑張っている雰囲気を感じ取ると、

台湾の人たちは声をかけてきてくれます。

 

…ええ、とても打算的な考えです。笑

 

私は最初から意識していたわけではありませんが、

大袈裟な装備で環島を実施していたおかげ

結果的にいろいろな出会いに恵まれました。

 

事実、道中でお会いした同じく環島中の日本人の方は

スマートな装いの自転車で環島を成し遂げましたが、

 

「荷物少なすぎたからか、ほとんど声かけられなかった」

と、悔しがっていました。

 

そう、明らかに「環島挑戦中」の見た目でなければ、

地元サイクリストと間違えられる可能性が高いです。

 

台湾人との出会いも環島の醍醐味の1つ。

 

たとえちょっと打算的でも

素晴らしい思い出を得られるのなら、

試す価値はあると思います。

 

まとめ

環島を終えてふと思ったことは、

「あぁ、また環島したい」

ということでした。笑

 

もちろん大変ではありましたが、

それ以上に貴重な体験をさせてもらいました。

 

今回の記事は情報量と環島の思い出が

自分の想定以上に膨大だったため、

文章もかなり長くなってしまいました。

 

でも今回お伝えした一つひとつの情報が

私自身も事前に知りたかったこと

 

本記事を最後まで見ていただいたことは、

絶対に損にならないと誓えます。

 

それではサクッと内容を振り返ります。

 

この記事でお伝えしたこと

  • 距離:1,217.88 km
  • 日数:14泊15日
  • 総費用:27,761元
  • おすすめ時期:11月~4月
  • 信頼できる情報源:台湾一周サイクリングガイド
  • 実体験振り返り:環島 各Dayのページ
  • 環島の良かったこと
    • 台湾人の優しさ
    • 台湾のローカルグルメ
    • サイクリング用ルート「環島1号線」
    • 派出所補給ステーション
  • 環島で注意すべきこと
    • 環島1号線 ゼロkm地点
    • 野良犬
    • 虫刺され
    • あぶない交通事情
    • 台湾東部の危険区間
    • 大袈裟な装備をしよう

 

環島に挑戦したい人たちの役に立つこと、

そして台湾好きの人がもっと増えること。

 

この記事がそんな役割を果たしてくれれば、

と心から祈っています。

 

ここまで長い記事をご覧いただき、

ありがとうございました。

 

環島に挑戦する人たちに幸あれ!

 

  • この記事を書いた人

しんのすけ

1986年、愛知生まれ。アメリカの大学卒業。金融危機下でなんとか就職するも、会社の歯車として働くことに疑問を感じていた。その後「やりたいことをやる」という信念のもと、現在に至るまで7社5職種+独立・起業のキャリアを経験。プライベートでは易学の研究や中国語の勉強も。台湾が大好き。

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