八卦

4. 震(しん) -易経・八卦-

2020年8月19日

震(しん)について

キーポイント

☳(震・しん)は雷の卦です。中爻と上爻による陰の気を、下爻の陽が下から押し上げて震わせている意を表しています。

 

性質

二陰のなかに一陽が生じたことから、ものごとの始まり、あるいは前進といった勢いのある性質です。

 

象意・関連ワード

疾、進、起動、奮励、勇気、意欲、覇気、即決、独断、無礼、軽挙

 

震の占考

方位

 

十干・十二支・九星

十干:甲

十二支:卯

九星:三碧木星

 

天象

雷雨、落雷、地震、地滑り、噴火

 

季節

春の訪れを告げる三月、草木の芽が地下から地上へ出てくる時期、蕾の時期(草かんむりと雷)

 

時間

午前5時より7時までの2時間

 

人物

君子、長男、後継者、成人、青年、活動家、協力者、技術者(特に電気関係)

 

性格

明朗活発、若々しい、多忙、騒がしい、早口、誇張、生意気、短慮

 

人体

足、肝臓、神経、筋

 

動物

鷲、鷹、速く飛ぶ鳥、よく鳴く鳥

 

事物

若芽、花、草、電気製品、電話、楽器、銃、大砲、爆弾、電車、自動車

 

場所

春の野、田畑、庭園、騒々しい場所、青物市場、線路、戦場、発電所

 

状態

生き生きとした、騒がしい、元気な、勢いのある、激しい、健やかな、勇ましい、大げさな、びっくりする

 

易数:四

五行(木):三、八

 

青色、碧色

 

物価

急激な上昇、ただし長続きしない

 

病気

精神病、肝臓の疾病、足の疾患、外傷(交通事故に注意)

 

病勢

突発的に悪化するもすぐに平静に戻る、ただし油断せずに安静は必要

 

(参考:鹿島秀峰「現代易占詳解」ほか)

 

  • この記事を書いた人

しんのすけ

1986年、愛知生まれ。アメリカの大学卒業。金融危機下でなんとか就職するも、会社の歯車として働くことに疑問を感じていた。その後「やりたいことをやる」という信念のもと、現在に至るまで7社5職種+独立・起業のキャリアを経験。プライベートでは易学の研究や中国語の勉強も。台湾が大好き。

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