八卦

5. 巽(そん) -易経・八卦-

2020年8月20日

震(そん)について

キーポイント

☴(巽・そん)の卦が表すのは風。上爻と中爻にある陽の気のなかに下爻の陰が入り込んでおり、それがどんなところにでも吹き込んでいく風を表しています。

 

性質

巽の性質はまさに「入り込んでいく」こと。広い場所も狭い場所も、地上のあらゆるところへ入っていけるものが風です。その風の働きがそのまま巽の象意となります。

 

象意・関連ワード

出入、進退、従順、不決断、迷い、柔軟、巧、伝達、商、利

 

震の占考

方位

東南

 

十干・十二支・九星

十干:乙

十二支:辰、巳

九星:四緑木星

 

天象

風、台風、吹雪

 

季節

晩春から初夏

 

時間

午前7時から11時までの4時間

 

人物

長女、教育者、職人、技能者、旅人、行商人、ジャーナリスト、材木関係者、船舶業者、営業

 

性格

優柔不断、軽率、噂好き、卑屈、交際上手

 

人体

頭髪、気管、筋、呼吸器、腸、股、腋

 

動物

鶏、とんぼ、蜂、蛇、魚類、家畜、猫

 

事物

木、紙、繊維、郵便物、紐、机、飛行船、風船、広告物、扇子、空調、香料

 

場所

田園、林、洞穴、道路、飛行場、波止場、線路、郵便局、放送局、商店

 

状態

浮いている、軽い、伝えられる、細長い、細工された

 

易数:五

五行(木):三、八

 

緑色、青色

 

物価

不安定でつかみどころのない動き、ただし下降傾向の兆しあり

 

病気

風邪、鬱、神経痛、伝染病、感染症、腸の疾病、性病、痔

 

病勢

一進一退で定まらず、あるいは体内に入り込み治りづらい長病となる恐れ

 

(参考:鹿島秀峰「現代易占詳解」ほか)

 

  • この記事を書いた人

しんのすけ

1986年、愛知生まれ。アメリカの大学卒業。金融危機下でなんとか就職するも、会社の歯車として働くことに疑問を感じていた。その後「やりたいことをやる」という信念のもと、現在に至るまで7社5職種+独立・起業のキャリアを経験。プライベートでは易学の研究や中国語の勉強も。台湾が大好き。

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